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トップメッセージ

「より良い会社」を常に追求しながら、「より良い社会」の実現に貢献していきます。 代表取締役社長 鶴 鉄二

はじめに

 マグニチュード9.0の巨大地震、巨大津波、原子力発電の危機、多くの人々が犠牲になられたことは言い知れぬ悲しみです。
 被災された方々に限りない連帯の思いを寄せ、この未曾有の苦難を乗り越え、夢あふれる明るい未来を、笑顔の人生を取り戻して頂くために、私たちイーグル工業グループの一人ひとりは、会社として何ができるのか、皆で考えてまいりました。
 さしあたり、被災された茨城・岩手・福島・宮城各県の対策本部にそれぞれ五百万円、また日本赤十字社に二千万円、合計で四千万円を義援金として寄贈させていただきました。
 また、復興のための当社製品の需要には優先的に応えていくことにいたしました。さらに、節電のための各種施策も展開することにいたしました。

未曾有の危機にある発電事情に正面から取り組む

 私どもイーグル工業株式会社は、日本にある多くの原子力発電所に対して、地震発生時に自動的に閉止する主蒸気隔離弁や余熱除去ポンプ用メカニカルシール等の重要保安機器を納入しております。また子会社のイーグルサービス株式会社は、原子力発電所の定期点検工事を主業務としております。
 当社は今後とも、CO2削減のためにも電力需要に応えるためにも欠かせない原子力発電用機器の納入を継続していかなければならないと考えております。そして、もう一方で、本当に安全で安定した原子力発電の開発に貢献していかなければならないとも考えております。
 考えてみれば、数十億年にも及ぶ地球の歴史の中では、今回の地震は地質学的に見れば記録にも留まらないほどの事象であったのではないでしょうか?
 大陸が分裂し、水没し、隆起し、巨大隕石が衝突し、という巨大災害時でも、例えば絶対零度で冷却し、安定停止するシステムが今後の継続的な原子力エネルギー利用のためには必要であり、当社はこのテーマに取り組んでまいります。
 また、原子力発電に匹敵する現実的な代替発電方法は、火山国日本においては地熱発電であると思います。この分野にも研究を重ねてまいります。
 今、未曾有の危機にある発電事情、この問題に正面から取り組むことこそが、イーグル工業グループに課せられた最も重要な企業の社会的責任の一つではないかと思料する次第です。

製品を通して、地球環境と社会に貢献

 さて、当社は売上高1,000億円、従業員数5,000名(内日本人は2,000名)、連結子会社17カ国41社を含む関係会社は43カ国102社にも及ぶグローバル中堅企業に成長してまいりました。
 主力製品であるメカニカルシールは動力軸封装置と訳されますが、ポンプやコンプレッサー等回転機器には欠かせない部品であります。これを欧州ブルグマン社とアライアンスを組みイーグルブルグマンブランドとして世界中の石油精製・石油化学・鉄鋼・紙パルプ・食品・薬品・前述の電力等の業界に納入しております。また、家電や灌漑用水ポンプなどにも幅広く使われています。
 さらに当社単独でこれを陸海空のモビリティー、すなわち陸においては自動車・二輪・建設機械、海においては船、空においてはロケット、ジェット機,ヘリコプター等の輸送機器の例えばプロペラ・インペラー等の回転部分にご使用いただいています。
 これらのいずれのアプリケーションも回転機器が作動する部分において液体・気体等の流体が外部に漏れることを防ぐ部品であり、必然、お客様を始めとしたステークホルダーの方々とともに環境保護、省エネ促進で社会に貢献してきたと自認する次第であります。

「環境」「省エネ」「品質」「安全」がCSRの基本

 私たちは事業の内容や、その事業の考え方・進め方が「本当に必要なのか、不必要なのか」「正しいことなのか、正しくないことなのか」、そして「自然なことなのか、不自然なことなのか」を常に考えています。その事業の内容が直接・間接に影響を受ける全てのステークホルダーに本当に幸福をもたらすものなのかを真剣に考えます。言い換えれば当社に関わりある全ての人々に対する使命と責任を果たすことが肝要であり、そのことが企業の長期的利益に繋がり、企業の社会的価値を高めていくと考えます。そのためには長期的利益の犠牲の元に短期的利益を追ってはならない事を肝に銘じています。
 「環境」「省エネ」に配意し、常に製品やサービスの「品質」にこだわり、企業にとって最大の資産である従業員の「安全」を永遠の絶対のテーマとして追求していくことが、CSRの根本・本質であると考えています。
 「CSR報告書2011」はステークホルダーの皆様に対し、イーグル工業グループの環境保全活動への取り組み、品質の向上および社会的な活動に対する考え方や実績を紹介させていただいております。
 皆様の忌憚の無いご意見・ご感想を頂ければ幸いです。

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